世界の飢餓状況
世界の飢餓人口
食糧価格が高騰したため、世界の飢餓状況が急速に悪化しています。
2007年から2008年にかけて、主に食糧価格の高騰を原因とし、1億1500万人もの人が新たに飢餓に陥りました。現在、世界の飢餓人口は10億人近くにまで上っています。世界の全人口のうち、およそ7人に1 人が飢えているということになります。その上、金融危機が拍車をかけ、飢餓人口は今後さらに増えると見られています。
飢餓による死
世界では、飢餓やそれに関連する病気のため、毎日2万5千人が命を落としています。そのうち、5歳以下の子どもは1万4千人を占めます。時間に直すと、6 秒に1人、子どもが飢えを原因として命を落としています。子どもの飢餓は身体的・知的発達の遅れにつながり、さらにその子どもが住む国の経済に大きな損失をもたらします。
飢餓の原因
自然災害
地震や津波、洪水、干ばつなどの自然災害が起きると、農作物が被害を受け、人々は家や家財、仕事などの生活基盤を失います。近年、気候変動の影響か、自然災害による被害は一層深刻化しています。
紛争
紛争が起きると、大勢の人が家や農地などすべてを捨てて難民キャンプなどへ避難せざるを得なくなり、なかなか帰ることができません。地元に残ったとしても、危険で農作業もままならず、食糧の確保は困難を極めます。
HIV/ エイズ
途上国では、経済的な理由などから薬を入手できず、HIV/エイズに感染すると病の進行を食い止めることができないケースが多くあります。
そのため、一家の働き手が病に伏すと、農作業やその他の仕事ができなくなります。また、感染した人の家族も、看護に追われ働くことができなくなることもあり、一家は貧困と食糧難に陥りがちです。さらに、親をエイズで亡くした孤児たちは学校に通うこともできず、なかなか貧困から抜け出すことができません。
そのほか、慢性的な貧困、経済の低迷、女性差別なども飢餓の原因として挙げられます。最近は、食糧価格の高騰がこれに拍車をかけています。
食糧価格の高騰
飢餓状況の悪化
地球全体では、全ての人々が食べるのに十分な食糧が生産されています。しかし、2007年ごろから急速に食糧価格が高騰しました。それに伴い、同じ金額で買える食糧の量が大幅に減り、人々は食事の量や回数を減らすことを余儀なくされています。また、これまでは自分の収入で食糧が買えたものの値上がりにより買えなくなり、新たにWFP の食糧支援を必要とする人も増えました。
食糧価格高騰の原因
食糧価格高騰の原因としては、アジアや中南米などで食生活が豊かになるにつれて、家畜の飼料としての穀物需要が急増していること、環境にやさしいとして注目を集めるバイオ燃料の原料として穀物が使われていること、オーストラリアなどの主産地が干ばつなどの自然災害に襲われ不作に終わったこと、原油高により食糧の輸送コストや肥料の値段が上がったことなどが挙げられます。
終わらない食糧危機
2008年に入り、食糧価格は下がってきましたが、それでもまだ2、3年前とくらべると高い水準に留まっています。また、国際市場での食糧価格が下がっても、それが途上国の市場価格に反映されるまでには「時差」があり、途上国の人々が購入する際の小売価格は、下がるどころかいまだに上がり続けている所すらあります。さらに、家畜飼料としての需要など、食糧価格を押し上げた要因は依然として残っているため、「食糧危機が終わった」との楽観的な見通しはできません。
※1998年から2000年の価格を100とする。
WFP ハンガーマップ・ナビ
世界の飢餓状況を、栄養不足人口の割合により国ごとに5段階で色分けして表現したもの、それが「ハンガーマップ」です。
飢餓人口の割合が最も高い赤色に分類された国では、全人口の35パーセント以上もの人々が栄養不足の状態に陥っています。
現在、世界中では10億人近くの人々が飢えに苦しんでいます。
ハンガーマップは、WFPが国際連合食糧農業機関(FAO)の統計に基づき作成したものです。
注 : 地図上の境界および名称は、国連による正式な承認もしくは容認を示すものではありません。
» 「ハンガーマップ」はこちらからダウンロードできます
» ハンガーマップ(A1サイズ8つ折)をご希望の方はこちらから
世界の飢餓人口
食糧価格が高騰したため、世界の飢餓状況が急速に悪化しています。
2007年から2008年にかけて、主に食糧価格の高騰を原因とし、1億1500万人もの人が新たに飢餓に陥りました。現在、世界の飢餓人口は10億人近くにまで上っています。世界の全人口のうち、およそ7人に1 人が飢えているということになります。その上、金融危機が拍車をかけ、飢餓人口は今後さらに増えると見られています。
飢餓による死
世界では、飢餓やそれに関連する病気のため、毎日2万5千人が命を落としています。そのうち、5歳以下の子どもは1万4千人を占めます。時間に直すと、6 秒に1人、子どもが飢えを原因として命を落としています。子どもの飢餓は身体的・知的発達の遅れにつながり、さらにその子どもが住む国の経済に大きな損失をもたらします。
飢餓の原因
自然災害
地震や津波、洪水、干ばつなどの自然災害が起きると、農作物が被害を受け、人々は家や家財、仕事などの生活基盤を失います。近年、気候変動の影響か、自然災害による被害は一層深刻化しています。
紛争
紛争が起きると、大勢の人が家や農地などすべてを捨てて難民キャンプなどへ避難せざるを得なくなり、なかなか帰ることができません。地元に残ったとしても、危険で農作業もままならず、食糧の確保は困難を極めます。
HIV/ エイズ
途上国では、経済的な理由などから薬を入手できず、HIV/エイズに感染すると病の進行を食い止めることができないケースが多くあります。
そのため、一家の働き手が病に伏すと、農作業やその他の仕事ができなくなります。また、感染した人の家族も、看護に追われ働くことができなくなることもあり、一家は貧困と食糧難に陥りがちです。さらに、親をエイズで亡くした孤児たちは学校に通うこともできず、なかなか貧困から抜け出すことができません。
そのほか、慢性的な貧困、経済の低迷、女性差別なども飢餓の原因として挙げられます。最近は、食糧価格の高騰がこれに拍車をかけています。
食糧価格の高騰
飢餓状況の悪化
地球全体では、全ての人々が食べるのに十分な食糧が生産されています。しかし、2007年ごろから急速に食糧価格が高騰しました。それに伴い、同じ金額で買える食糧の量が大幅に減り、人々は食事の量や回数を減らすことを余儀なくされています。また、これまでは自分の収入で食糧が買えたものの値上がりにより買えなくなり、新たにWFP の食糧支援を必要とする人も増えました。
食糧価格高騰の原因
食糧価格高騰の原因としては、アジアや中南米などで食生活が豊かになるにつれて、家畜の飼料としての穀物需要が急増していること、環境にやさしいとして注目を集めるバイオ燃料の原料として穀物が使われていること、オーストラリアなどの主産地が干ばつなどの自然災害に襲われ不作に終わったこと、原油高により食糧の輸送コストや肥料の値段が上がったことなどが挙げられます。
終わらない食糧危機
2008年に入り、食糧価格は下がってきましたが、それでもまだ2、3年前とくらべると高い水準に留まっています。また、国際市場での食糧価格が下がっても、それが途上国の市場価格に反映されるまでには「時差」があり、途上国の人々が購入する際の小売価格は、下がるどころかいまだに上がり続けている所すらあります。さらに、家畜飼料としての需要など、食糧価格を押し上げた要因は依然として残っているため、「食糧危機が終わった」との楽観的な見通しはできません。
※1998年から2000年の価格を100とする。
WFP ハンガーマップ・ナビ
世界の飢餓状況を、栄養不足人口の割合により国ごとに5段階で色分けして表現したもの、それが「ハンガーマップ」です。飢餓人口の割合が最も高い赤色に分類された国では、全人口の35パーセント以上もの人々が栄養不足の状態に陥っています。
現在、世界中では10億人近くの人々が飢えに苦しんでいます。
ハンガーマップは、WFPが国際連合食糧農業機関(FAO)の統計に基づき作成したものです。
注 : 地図上の境界および名称は、国連による正式な承認もしくは容認を示すものではありません。
» 「ハンガーマップ」はこちらからダウンロードできます
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